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転職を決断するたった一つの公式

こんにちは。とみおです。

 

30代前半までに4社で働いた僕なりに、転職について思うことを書こうと思います。その前に、少しリアリティを出すために、僕の学歴もお話しします。

  • 早稲田大学の社会科学部を卒業
  • 1年留年。大学は5年で卒業。(留年の理由は、海外留学とかインターンとか意識の高いものではなく、アルバイトと麻雀にハマったため)

1社目がどこで、2社目がどこで…、という話は別の機会に。ここで伝えたいのは、転職を決断する時についてです。

 

転職を決断するためのたった一つの公式

転職を一度でも考えたことがあれば、この2択に直面したことがあるはずです。

「今の会社に残るべきか、次の職場(仕事)に移るべきか」

転職先の候補が複数あり、そのどちらかを選ぶのは、まずはこの「辞めるか否か」の2択問題を解決した後の話です。

 

僕はこれまで転職を決断したすべてのタイミングで、この2択問題を徹底的に考えました。「迷う」とか「悩む」とかではなく「考える」のです。

 

「辞めるか否か」をシンプルに考える図

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頭の中で、こんな天秤を思い浮かべます。左が辞めたい理由、右が辞めたくない理由です。要は、重い方に振れたら、現在のあなたが進むべき方向です。

 

この天秤を頭の中に描きながら、徹底的に考えます。徹底的といっても、まず最初は「あの上司がとにかくウザいんだよ!」とか「年収があと100万増えればな~」とか、普段思っている愚痴レベルのことを思い浮かべます。

 

普段、居酒屋でビール片手に同僚と愚痴るような内容も、必ずこの「辞めたい理由」の一つになっているはずです。大事なのは、愚痴で終わらせず、きちんと整理していくこと。

 

要素は一つ一つ切り出せないものかもしれません。むしろネガティブな理由もポジティブな理由も複雑に絡み合っていることがほとんどです。それでもできるだけ、二分させていくことがポイントです。

 

もう一つのコツとしては、この図は誰かに見せるわけでも人事に話すわけでもありません。とにかく自分に素直になって考えましょう。

 

今働いている企業が誰もが知る大企業で、「合コンで会社名を明かすときの優越感」も、あなたが辞めない立派な理由の一つです。

辞めたい理由(左)の例

  • 労働環境がブラック
  • 上司と考え方が合わない
  • 自分の力を発揮できていない
  • 給料が低い

辞めない理由(右)の例

  • 給料がいい
  • 大好きな業種・業界にいる
  • 転職先が見つかるか不安
  • 学びがある
  • 成長できている
  • 会社のブランドが魅力的

など、両者あるでしょう。思いつくままに、天秤に乗せていきましょう。

 

1日で答えを出さなくてもまったく問題ありません。明日になれば「辞めない理由」に大きく振れるかもしれませんし、ある日決定的に「辞めたい理由」ができるかもしれません。

 

大事なのは整理していくことです。一時の感情で決断せず、全体図(天秤)を思い描き、その上で納得感を持って決断すればいいのです。

 

「転職したい」感情に、冷静かつ大胆に向き合う。

僕はこれまで3度の転職を経験しましたが、ひとことで「転職」といってもその流れは様々でした。

  • 次の職場が決まってないけど辞めた。
  • キャリアチェンジのため、どうしても転職したくなった。
  • 魅力的な企業からスカウトを受け、退職を決意。

簡単に書いてみましたが、本当にバラバラです。ですが、その時、その瞬間で自分の感情と素直に向き合ってきたおかげで後悔は全くありません。

 

もちろん、転職後に「こんなはずじゃなかった」と感じたこともたくさんあります。しかし、選択を迫られた時に、考え抜いて決断したので、「選択を間違えたな…」と思ったことは不思議と一度もありません。

 

「もうヤダ!ちくしょう!こんな会社辞めちまえ!」でもなく、「転職って怖いし、今のままで我慢しよう…」でもなく、冷静に、しかし大胆に、自分だけのキャリアを見つけていってください。